最近、「低体温」について話題が増えてきています。
冷え性は手足や体表部が寒さやストレスなどにより毛細血管で血液の流れが
悪くなって冷えます。
「低体温」は体表ではなく生命を維持している内臓の温度のことで、体内温度が
37℃に達しない35℃台の状態のことを言います。若し34℃台以下なら生命の
危険も出てくるので、急いで病院の治療が必要になります。
体内温度を家庭用の体温計で測るには、口内か腋下で測りますが、口内は
舌下で、腋下の場合は中心にしっかり測定部を当てて測ります。デジタルの予
測計の場合は1分のピピッでなく5分後二度目のピピッまで待ち予測でなく実測
値を測ります。
水銀計の場合は10分間待つ必要があります。
体温が35℃まで下がると、ガン細胞がどんどん増殖します。女性は婦人病
(子宮・卵巣・生殖器・膀胱)や更年期障害になり、当然不妊症にもなりやすい
でしょう。頭痛・肩こり・腰痛・便秘・自律神経失調症・イライラ不眠・動脈硬化に
よる脳梗塞・心筋梗塞なども心配です。そして低体温の人からは低体温やアレ
ルギーの子供が生まれやすいと言われています。
体温の低下は基礎代謝も低下していますので、肥満につながります。免疫力
の低下は風邪などの感染症にもかかりやすく、そして治りにくいのです。
従って、身体の冷えを改善することは免疫力の回復になり、病気の予防や治療
に役立つことが良くわかります。