プロのサッカー選手が練習中に心筋梗塞で倒れ、そのまま帰らぬ人と
なられたことは、本当に驚きそして残念でした。
まだ34才と若く、人生の半分にも到達しないでこの世を去るのは、本人も
悔しかったに違いありません。
突然死は全死亡者の約10%で、働き盛りの年代に多発する怖い病気です。
厚労省の調査では、突然死の原因は心筋梗塞が44.4%脳卒中が17.6%、
つまり突然死の62%が循環器系の病気で占めていて、その直接の死因の多
くは、「血栓」によるものとされている。
従って、突然死の予防は「血栓」が出来るのを防ぐことです。
「血栓」予防には、まず食事が最も大事になります。
青い背の魚100~200g、野菜400g、果物100gを毎日の食事メニューの
基礎におすすめします。
①腹八分目、感謝して美味しく食べる。
②酒はほどほどに。タバコはNG.
③歩く・泳ぐ・気功・ヨガなど適度な運動をする。
④ストレスを避け、毎日が楽しくなるように工夫する。
⑤7~8時間の睡眠はとても大切。夜11時ごろには就寝する。
⑥二便正常。大小便が毎日正しく排泄されること。
以上が突然死を防ぐ大切なポイントです。
しかし、突然死の八割の人が、高血圧、糖尿病、高脂血症、肥満などの
生活習慣病を持っておられたそうです。
これらの疾患をお持ちの方は、まずその治療を行いながら、
上の六つのポイントを実行しましょう。
漢方(中医学)では、「血栓」は「瘀血」から生じると考えていて、予防・治療共に
活血化瘀法(血液サラサラの血行改善法)が多用され、良い結果をあげている。