人生は百才を以って上寿とする。
人の身は百年を以って期(百才または一区切り)とする。
上寿は百才、中寿は80、下寿は60である。
しかし、実際の世の中を見ると、60才は少なく50歳以下の短命の人が多い。
どうして短命なのかと言えば、それは皆不養生だからである。
人生は50を過ぎてから本当の楽しみが多くなる。
50年生きた経験を土台にして、新しい知識を知り、学問を学び、新しい発見を
することが出来るのも長生きすればこそである。
と300年前に言っています。
そして現在は、世界一の長寿国となって、百才を超える上寿の人は万を超え、
平均寿命も女性88男性約80で中寿になりました。
しかし、健康長寿の人は少なく、入退院を繰り返していたり、介護を受けないと
自立して生活が出来ない高齢の方が増えています。
その結果、医療費が高額になり、健康保険財政は大赤字となって、その赤字
負担の処理が国家の大問題になっています。
医学の進歩によって平均寿命が延びたことは大変喜ばしいのですが、医療費が
高額にかかる病気の高齢者がたくさん増えても何だか困ってしまうのではないの
かなと思うのです。
一人一人各々が養生をおこなって、健康長寿を目指すことは決して自分だけの
幸せではなく、社会に対する義務であるのかもしれないですね。