氣血流行
陰陽の気が天(宇宙・自然界)に在って順調に流れて停滞しなければ、
四季(春夏秋冬)が良くめぐり、作物も良く成長する。
人も同じで、氣血が停滞しないで良く流れていれば、気が強くなって
病気をしない。
氣血が流れなければ病気になる。
気が上に停滞すると頭痛・めまいとなり、中に滞ると心腹痛・痞満となり、
下に滞ると腰痛・脚気・痔ろうとなる。
したがって、養生をおこなう人は、出来るだけ元気を停滞させないように
すべきである。
これは「病は気から」の説明ですね。
それにしても、現在の社会のなんとストレスの多いことでしょうか。
そして気の病のなんと多いことでしょうか。
不安・不眠・うつ・パニック障害・自律神経失調症などの神経症以外に
頭痛・肩こり・めまい・高血圧・お腹の脹満・胃痛・腰痛などのように、
気の流れに血の流れの低下が加わった症状が多くなります。
「血は気に乗って流れる」と表現されることもあります。