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「養生の要訣としての十二少」
養生の要訣一(ひとつ)あり。要訣とはかんようなる口伝也。 養生に志あらん人は、是をしりて守るべし。其要訣は少の一字なり。 少とは万(よろず)の事皆少なくして多くせざるを云。 すべてつづまやかに、いはば、欲をすくなくするを云。 欲とは耳・目・口・体の、むさぼりこのむを云。 酒食をこのみ、好色をこのむの類也。 およそ欲多きのつもりは、身をそこなひ命を失なふ。 欲をすくなくすれば、身をやしなひ命をのぶ。欲をすくなくするに、 その目録十二あり。 十二少と名づく。必ず是を守るべし。 食を少なくし、飲むものを少なくし、五味の偏を少なくし、色欲を少なくし、 言語を少なくし、事を少なくし、怒りを少なくし、憂いを少なくし、悲しみを 少なくし、思いを少なくし、臥す事を少なくすべし。 かやうに事ごとに少なくすれば、元気へらず、脾腎損せず。 是寿をたもつの道なり。十二にかぎらず、何事も身のわざと欲とを少なくすべし。 一時に気を多く用い過ごし、心を多く用い過さば、元気へり、病となりて命みじかし。 物ごとに数多く、はば広く用ゆべからず。数すくなく、はばせばきがよし。 孫思邈が千金方にも、養生の十二少をいへり。其意同じ。 目録は是と同じからず。右にいへる十二少は、今の時宜にかなへるなり。 ****************** 養生訓は今から300年ほど前の本ですが、さらにその1000年前に 孫思邈によって著された医学書の「千金方」巻二十七養性に十二少が あります。 「思・念・欲・事・語・笑・愁・楽・喜・怒・好・悪」である。 多思は神危うく、多念は志散じ、多欲は志暗く、多事であれば形労し、 多語になれば気乏しく、多笑は蔵傷つき、多愁は心怖れ、多楽は意溢れ、 多喜は志錯乱し、多怒では百脈定まらず、多好は専ら迷っておさまらず、 多悪なれば憔悴して喜びがなくなる。 この十二の多が除かれないと栄衛は度を失い、血気はみだりに動き、 生の本を失うことになる。ただ多くなく、少なくない者のみが道に近い のである。と孫真人は云っておられます。
by kinnpoudou
| 2012-05-05 17:00
| 養生訓に学ぶ
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