夜更かしを避けよ
「夜書をよみ、人とかたるに三更(さんこう)をかぎりとすべし。
一夜を五更にわかつに、三更は国俗の時皷(じこく)の四半過(
よつはんすぎ)、九(ここのつ)の間なるべし。
深更までねぶらざれば、精神しずまらず。」
三更について
一夜を五等分して五更といい、その第三番目の時刻のこと。
春夏秋冬で少しずつ時間に差がある。
春は22.40~0.50頃で、夏は23.00~0.30頃となっている。
一日の中に陰(夜)と陽(昼)の時間が大体半分ずつあります。
陽は明るく、陰は暗くなり、毎日必ず入れ替わります。
三更は陰から陽へ切り替わる頃の時間帯なのです。
三更を過ぎると、陰が減り陽が増えていきます。
就寝の時間は、陰がまだしっかり残っている時間が良いとされて
います(22.00~23.00頃)。太古の昔から、人間は暗くなって眠り、
太陽と共に起きて暮らしてきたのですね。その生活習慣は、文明
生活をしている現在の私たちの遺伝子にきっちりと残されている
のでしょうね。
この頃は、自律神経失調の方が多く見受けられますが、夜寝ないで
明るくなってから就寝しておられる人が目立ちます。
その様な方には22.00~23.00に就寝して、朝6.00起床、外を散歩
するようにおすすめしています。