生理痛の治療でピルを服用した人の中に3名の死亡例があり、話題になっている。
ピルを使用したことで脳や肺などに血栓が出来て血流障害となり死亡されました。
漢方では生理痛をどのように考えているのでしょうか。
生理痛に限らず痛みに対して使われる言葉があります、「不通則痛」(通ぜざれば
即ち痛む)で、痛みが起きたときはそこに気血が停滞して流れていないのだと言って
いるのです・。
又、「不栄則痛」(血の栄養が足りなくて痛む)、の2つです。
生理痛はないのが普通です。
食事、睡眠、仕事など日常生活がスムーズで気血が充実して流れがスムーズであれば、
生理痛はありません。
身体がだるい、緊張してイライラするなどが見られても鎮痛剤を使うことにはなりません。
生理痛の原因は主に4つあります。
1、冷える。
2、ストレスが強い。
3、お血(血液の停滞)
4、気血の不足。
治療は、冷えは温め、ストレスを減らし、停滞している血液を流し、不足している気血
を充足させて流れを改善することです。
生理痛があるということは、4つの原因のため気血が流れていないのですね。
鎮痛剤で痛みを止めるのではなく、原因から治していくことが身体に良いことですね。