漢方で花粉症の治療をするときには標治と本治をどうするか考える
事が大切になります。
「標治」とは、現在外面に表れている症状を治療することをいいます。
「本治」は症状の病因(原因)を突き止め、根本から治療すること。
さらに「標本同治」といって、標治と本治を合わせて治療することもあります。
今、花粉は最も多く飛散している時期ですから先ずは「標治法」で現在の
症状であるくしゃみ・鼻水・鼻づまり・目の痒みなどを改善します。
そしてシーズンが終わりますが、また次のシーズンが来て同じように苦しむ
ことになります。
原因を何とかしなければまるでいつもモグラたたきをしているようなものです。
それなら、体質改善などを含めて根本から治療する「本治法」を取り入れて
毎年の苦しみから逃れたいものですね。
今現在は花粉真っ盛りですから症状改善を中心として体質改善も組み合わ
せていくことが最も良い事と思います。
標治と本治を組み合わせて服用していただいた方たちは、毎年症状が軽くなり、
中には治療の必要がなくなった方もいらっしゃいます。