私は3月下旬ヒノキの花粉が飛び出してから突然に花粉症となり、くしゃみ・鼻水・
目がかゆく・のどイガイガ・咳が出て体調不良になり、夜寝ているときには、
いびきがひどいと妻に注意されました。
自分や家族が病気になると、色々な処方をテスト出来ます。
まず定番の「小青竜湯」を使って見ましたがくしゃみと鼻水にはいいのですが鼻づまり
と咽喉の痛み目の痒みなどは改善されませんでした。
次に「苓甘姜味辛夏仁湯」を試して見たかったので二日間使 いました。
小青竜湯より効果が良かったのですが、咽喉の痛みと目の痒みはだめでした。
これは熱性の症状なので、清熱の処方でなければとれませんよね。
三剤目は、「銀翹散」です。肺の熱を冷ます処方で、咽喉が痛いときの風邪薬として良く使います。
これは咽喉の痛みも目の痒みも頭痛にもよく効きました。
そこで、標治だけでなく本治方も加えて標本同治法にすることにしました。
すこし前から顔と足の浮腫みが気になっていましたので
「銀翹散+防己黄耆湯」にしました。
~3日して浮腫みは消えたのですが、今度は排便が気になりました。やや硬めですっきり
しなくて残便感もあります。
防己黄耆湯を加えたので、水を抜きすぎたようです。
又処方を変えて「防風通聖散」にしました。
24時間後、大量の排便があってとてもすっきりしました。
防風通聖散は3日間服用して終わりました。
その後約1週間になりますが、くすりは要らないようです。