脳の老化を防ぎボケ防止
年のせいかモノ忘れが多くなって困った、と云うことが
増えてきました。
痴呆症は家族や周囲に負担と苦労を一番掛ける病気です。
何とかして予防出来たら素晴らしいですね。
日本人の痴呆症の60%は「脳血管性痴呆症」と云われています。
脳の血流が減少したり、脳血管のあちらこちらが詰まって起こる
ものです。
もう一つは「アルツハイマー型痴呆症」ですが、まだはっきりと
した発病原因が解明されてはいないようです。
アルツハイマーは脳が急激に委縮していくもので、発症する
年齢は30代からのこともあって深刻だ。
脳血管性痴呆症には、血行改善の作用のある漢方薬を使って、
瘀血を取り除き予防できることが福岡大学薬学部藤原教授の実験
でわかりました。
中医学には「腎は骨をつかさどり、髄を生じ、脳に通じる」
という言葉があります。脳の生成と活動は腎の働きと深く関係し、
脳の委縮を、腎が脳に栄養を補給出来なくなったためであると
考えています。
対策として、
丹参製剤の活血化瘀薬と脳を養う補腎薬を合わせて用いることが
効果的です。
私も20年前から、補腎薬と活血薬を合わせて使っております。