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生涯現役
漢方の経験を重ねて、人々のお役に立つことを、いつまでも続けられることは、とても素晴らしい。
by kinnpoudou
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散寒薬
 11月に入り急に寒さが身に感じるようになりました。
北海道札幌では大雪で大変だとの報道でした。今年は早めに雪が
沢山降ると云われています。

この夏はとても暑かったので、その寒暖差が寒さに弱い人には
とても体に応えます。エアコンで温めたり、温かいセーターを
着るのもいいですが、ここはひとつ体の中から温める漢方薬も
いいものがあります。

「附子」は散寒薬の代表で効果が強く色々な処方に配合されて
使われているが、トリカブトの子根で有毒である。しかし日本
では高圧加熱により減毒した加工附子が一般的に使われている
ので安心できます。

処方例は、四逆湯・右帰丸・八味丸・午車腎気丸・附子理中湯・
真武湯・麻黄附子細辛湯等日常多く使われる処方に配合されて
いる。

「桂皮」または肉桂ともいう。
処方例は、十全大補湯・人参養栄湯・独活寄生湯・右帰丸など。

「乾姜」生姜の根茎を乾燥したもの。
処方例は、人参湯・四逆湯・小青龍湯・その他多数。

乾姜と附子はともに回陽に働き、乾姜は主に脾胃に入り温めて
参観し、附子は腎系の陽気を素早く補います。そのため両者を
併用すると効果が高まるので、併用する処方が多い。

更年期以後は腎精・腎陽が不足してくるので、頻尿や関節痛・
腰痛などに悩む方が増えてきます。陽虚であることを確かめて
、補陽することが改善の早道です。
散寒薬_e0017093_16431365.jpg

by kinnpoudou | 2016-11-06 16:43 | 漢方
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