最近のニュースで、全国的にインフルエンザが流行してきたと
云っていました。幸いに神奈川県はまだ患者数が少ないようで、
良かったです。これから寒くなり、空気が乾燥してくるとインフルエンザ
やいろいろな感染症のウイルスは活発に働き、免疫力の低い人に感染
します。
免疫力は漢方では「気」の力と考えています。その気は身体の表面を
巡ってウイルスなどの外敵から身体を守るので「衛気」といいます。
衛気を作るところは、肺と脾胃(胃腸)ですから、食べ過ぎや飲み過ぎ
そして夜遅くまで起きていたら、身体が疲れて免疫力は低下するいっ
ぽうでしょう。これからクリスマスや忘年会そしてお正月と飲み会が
数多くありますので節制したいですね。
食欲不振や疲れが取れないなどがあれば、気の不足、免疫力低下
のサインですから、漢方を使った対応が必要です。
気は身体が機能するための電気のようなエネルギーと考えていま
す。その気のエネルギーがしっかりあれば、衛気も充実して身体
を外邪から守ってくれます。
気の充実を図るためには、脾胃と肺の働きを良くしないといけま
せん。暴飲暴食もダメですが、胃腸には冷えがとてもいけません。
氷を入れた冷たい飲み物やアイスクリームなどはアウトですね。
飲み物の温度は20℃~40℃ぐらいが良いと云われていますので、
参考にしてください。
肺は乾燥に弱いので、暖房の種類によっては加湿も必要になるし、
外出にはマスクも有効ですね。外出後はうがいと手洗いも。
10時~2時の睡眠のゴールデンタイムに寝ることも大切です。
その時間に自分の身体を修理するためなのです。そして免疫力の
回復もするのです。早寝早起き・腹八分目に乾杯を!