数日前のTV・ニュ-スステーションの中で、抗生物質が効かない細菌が
生まれていると報道していました。これは困ったことなのですが、普通に生活
している私たちに、直ちに問題が起きるわけではなく、病院の院内感染で起
っている話です。病気で入院して治療を受けているあいだに、体力が低下し
さらに免疫力も低下するので、細菌としては弱いはずの緑膿菌に感染して、
肺炎などになり、やられてしまうのです。
その緑膿菌は多種の抗生物質から逃れることができる能力を身につけたので
強力な抗生物質を色々使っても、退治するのはなかなか難しいようです。
問題なのは抗生物質を使いすぎていることのようです。ちょっとしたかぜや
けがでも、すぐに抗生物質です。
そもそもかぜはウイルスによるものがほとんどのはずなのに、不思議です。
中医学(漢方)では、抗生物質などは昔からありませんから、清熱解毒薬等
(たとえば板藍根、大青葉、金銀花、)を解熱、解毒、抗菌、抗ウイルス目的で
使ってきました。このような薬草を使う場合は、耐性菌をつくらないので、その
点は安心です。効果もばっちりあります。
風邪を引いたら、いつも抗生物質を使うのは、決してよくありません。
まず漢方薬をのみましょう。症状にあわせると、本当に良く効きます。
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