抗がん剤による治療のとき
化学療法(抗がん剤による治療)は全身に対する治療になります。がん細胞を
殺すとともに、正常な組織や臓器にも被害をもたらします。
このときの中医学の治療は、抗がん剤の副作用を和らげるとともに、免疫力の
低下を防いで治療効果を高め、さらに再発や転移を防ぐことを目的にします。
*全身反応・・・倦怠無力感、食欲不振、めまい、不眠など。
*消化器反応・・・吐き気,胃もたれ、食欲減退など。
*神経障害・・・手足の先が痺れるなどの知覚異常等、血行不良(瘀血)やホル
モン系の衰え(腎虚)のとき。
*骨髄抑制・・・骨髄の造血機能が抑制されて白血球、赤血球、血小板などが
低下したとき。
*心機能、肝機能、腎機能などの低下したとき。
*免疫力を高めて、抗がん剤の治療効果を高くするとともに、延命率を向上する。
中医学により症状の分析をおこない、それに対する処方を正しく使用することで
効果を高めます。
特に退院後は注意が必要です。退院すると治ったように思いますが、免疫力が
低下していることが多く、再発と転移の可能性が大きいので、しっかり免疫力の向上
に取り組まなければなりません。
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