がんと新生血管 1
正常な細胞が突然変異により正常でない細胞となり、しばらくは良性の腫瘍であったものが、いつの間にか癌化して気がついたときには立派な癌に成長していた。
と言うのが一般的な癌の成長ものがたりである。
普通、検査で癌と判定されるまでには、10~15年経過しているとされています。その間、ほとんど自覚症状などはないのが普通で、しっかりとした検査を受け続ける以外は、神様だけがその運命をご存知なのです。と言う心細い状態のようです。
癌は成長するためにたくさんの栄養を必要とするので、血管を新生するための指令をだして自分専用の血管をつくります。(ほんとにズウズウしい奴なのだ)
もし栄養が充分にとれないとがん細胞は栄養失調となって生き残れません、新生血管ができてどんどん栄養の補給ができるようになれば、癌は増殖してぐんぐん大きくなります。新生血管はがん細胞が大きくなって生き続けるために大きな役割を担っている。がんの宿主はがんが成長するとともに貧血にならないように注意することが必要である。これを逆に言えば、若い女性以外の人で貧血がつづいていたら、癌を疑ってみることも必要かもしれません。
若し、がんに対して血管の新生ができないようにすれば、がんは栄養失調となってしまうのです。
数年前から血管新生を抑制するといわれる保健食品が発売されています。保健食品について効能効果を云々することは法律で禁じられていますので言えないのが残念ですが、続けて売れていることが何よりの証拠ではないでしょうか。(新生血管について、次回につづく)。
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