がんと新生血管 ②
最初にできた大きな癌「原発癌」は、自分だけが栄養を充分にとって大きくなるために、自分以外の転移した小さな癌に対して血管を新生させないようにする因子を出します。(独占禁止法違反だ!!)
これを「血管新生阻害因子」と言い、血管新生を抑制できる因子です。
手術で原発癌を取り除いた場合、あちこちに転移していた小さな癌は、それまで原発癌が出していた血管新生阻害因子によって大きくなるのを抑えられていたのが、今度は自分で「血管新生因子」を出して増殖をはじめるようになります。
手術で原発癌をとった後は、再発転移の可能性がグンと高くなることがお分かりいただけたことと思います。
再発転移を防ぐために、できるだけ早い時期から漢方治療をはじめるべきです。身体全体の調子を整えるとともに、免疫力を向上させたり、抗がん作用があると言われる生薬や、新生血管を阻止する保健食品もあります。
普通、悪いものは取り除いたらそれで終りと思うのが当たり前ですが、しかし癌は違います。
もともと癌は誰にでもできるのですが、小さいうちに免疫力でやっつけてしまい大きくさせないのです。
免疫力が癌に負ければ、癌が成長します。
免疫力を向上させるために中医学(漢方)は本当にお役にたつと自信を持って申しあげます。
春とおからじ
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