カレンダーをみると今日は「半夏生」(はんげしょう)とあります。
陰暦の雑節の一つで、この頃に梅雨が明けるといわれているそうです。
半夏生の語源は、半夏(からすびしゃく)という薬草が生ずる時期から
きています。
漢方には半夏を使った処方がたくさんあり、なじみ深い薬草です。
半夏は{性味}辛、温、 有毒 {帰経}脾・胃
{効能}
水湿をめぐらせ、逆気を下すことで消化器の働きを順調にし、
痰の多いせき・めまい・悪心嘔吐など痰多の様々な症状に用
いられます。
{処方}
二陳湯、半夏白朮天麻湯、小半夏加茯苓湯、温胆湯
半夏瀉心湯、六君子湯 など
半夏は生で使うと毒性が強いので、炮製(薬材を減毒や効能を
高めるなどの目的で加工処理する方法)して使用されるのが普通。
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