この暑さはただ事ではない。
昨日はついに40.9度、74年振りに日本の最高気温を塗り替えた。
実は、今まで夏になるといつも自慢していたことがあったのだ。
それは、日本の最高気温は山形の40.8度なんだよ!
おれは山形の出身なんだよ! なんてね、変なことで威張って
いたのだが、残念なことに、急に3位になってしまった。トホホ・
またがんばって首位を取り返すというのも、だめだよねえ・
これだけ暑いと汗をたくさんかきます。
汗は水ではありません。塩やカルシウム等のミネラルやビタミン
など身体に必要な物質を含んでいるので多汗は体力を消耗します。
漢方で「汗」は「津液」が熱で体表に出たものとされている。
「津液」は血液の重要な成分の一つとされるので、多汗により
「津液」を失うことは血液の損失と言えなくも無い。
「津液」は飲食物が消化吸収されて作られるものであるから、
消化器(脾胃)の働きが最も重要である。
体力低下、つかれる、食欲不振、下痢しやすいなどの脾胃虚弱
には、「健脾散」が適している。
夏バテの予防または回復には、胃腸をしっかりさせて、必要な
栄養や水分を消化吸収して元気を作ることが大切であるが、さらに
充分に「睡眠」をとることも重要である。
「津液」は心の液とも言われている様に、心臓にとって大切な
ものであり、不足すれば心臓に熱を生じて、不眠や多夢となりま
す。
これには、黄連阿膠湯か又は天王補心丹を使います。
暑くて疲れがひどいとき、カフェイン入りのドリンクを飲むよりも、「生脈散」(麦味参顆粒)に「感応丸」をプラスして使う方がよっぽど効果的である。
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