お酒を良く飲む人や疲れるなどで肝臓が心配になり、ウコンを
おのみになっておられる方がたくさんいらしゃいます。
日本では、収穫した時期により、春に収穫したものをハルウコン
と言い、秋に収穫したものを秋ウコンと言っているようです。
中薬学で鬱金(ウコン)と言うのは、一つはショウガ科の広玉金
で、表面は灰褐色で断面が黄色、もう一つはハルウコンで川玉金と
呼ばれている。
ハルウコン(川玉金)は同じショウガ科であるが、根に出来る紡錘根で
表面断面ともに灰黒色である。決して黄色ではない。
日本のウコンやハルウコンは、中薬学では姜黄と言い、ウコン・ハルウコン
の根茎を指し、使用する部分がちがうのです。
ちがう部分なので、作用が異なり、使用目的も異なります。
姜黄は温めて氣血をめぐらせるので、冷えて痛むなどに用います。
鬱金は寒性なので、熱を持った症状に使用することが多い。
現在、サプリメントでウコンとして販売されているもののほとんどは姜黄
ですから、症状に熱があったり炎症をもっている時は効果がないことがあります。
そのときは寒性の鬱金をお使いになることをおすすめします。
漢方の金方堂のHPはこちら