秋と言えば読書の秋、スポーツの秋さらには実りの秋ときて、
やはり一番は食欲の秋でしょう。
なにしろ美味しいものがたくさん出揃います。
その中でも文字どおり秋を代表する食べ物に、秋刀魚(さん
ま)があります。これから10~11月が旬なので、大きくて脂
がのって美味しくなります。血液サラサラに必要な必須脂肪
酸のDHAがタップリ含まれているので、この際お肉よりも秋
刀魚をたくさん食べましょう。付け合せの大根は、辛味の強
い方が合うようです。大根おろしにレモン汁をたっぷりかけて
食べれば栄養バランスもバッチリです。
暑すぎる夏を過ごした身体は、発汗した為に必要な「体液」
(津液と言う)を不足させているので、肌がカサカサになったり、
のどがイガイガしたり声が枯れたり、乾いた咳がでたりもします。
そんな時、漢方はお肌や呼吸器を潤す生薬を使います。
これからはさらに空気が乾燥するので、アトピーの方などは
お肌を潤す外用と内服の漢方薬が必要です。
身体に必要な水分や潤いが不足している状態を陰虚と言
います。潤い不足の陰虚の人に最もおすすめの食品はすっ
ぽんのスープですが、これはいつも食べると言う訳にはいき
ません。ただし缶詰などを使えば時々食べられると思います。
この季節一番ポピュラーなのが「梨」で、水分が多く呼吸器系
を潤すので、からせき、のどの渇きや乾燥肌にもおすすめだ。
その他、れんこん、とまと、きゅうり、豆腐、豆乳、豚肉、はまぐ
り、白きくらげなどがおすすめです。
「秋の花粉症」が多くなりました。風邪薬では治りません。
眠くならない漢方薬があります、お試しください。

秋ウコンの花
漢方の金方堂のHPはこちら