今年はインフルエンザの流行がいつもの年より一ヶ月も早くスタートしたと新聞や
TVで云っています。
インフルエンザは、中医学では風熱型(赤いかぜ)に分類されますが、風邪の症状
は人によってさまざまなので、症状に合わせて手当てすることが大切です。
風邪をひいたらまずどのタイプかを見分け、タイプに合わせてケアすることが必要。
<赤いかぜ>(風熱型)
のどが赤く腫れて痛み、急な発熱などが特徴。
高熱を伴うインフルエンザもこのタイプです。
天津感冒片、銀翹散、板藍根、六神丸などを選び用いる。
熱が下がった後に、西洋人参などで体力の回復をはかる。
<青いかぜ>(風寒型)
ゾクゾクと寒気がして、頭痛、肩こり、うすい鼻水など。
葛根湯、小青竜湯などを用い、身体を温めて発汗させる。
くず湯、ネギや生姜も身体を温めるので併用したい。
<黄色いかぜ>(風湿型)
下利や吐き気を伴うかぜは、胃腸に炎症などを起こすウイルスによるものです。
藿香正気散で体内の余分な水分を取り除き改善します。
<繰り返し風邪をひく>
免疫力が低いか冷え性で虚弱体質の方は、免疫力を高めたり貧血を治して、
体質を改善することが必要です。
「衛益顆粒」や「婦宝当帰膠」をしばらくお飲みになることをおすすめします。
<かぜを予防する>
自然の薬草「板藍根」を上手に使いましょう。
ぬるま湯に溶かしてうがいをしたり、お茶のように時々飲用します。「板藍のど飴」は外出の時に便利なので好評です。もちろんお子様にも人気があります。
中国では家庭での使用はもちろん、インフルエンザの流行る時期には学校でも板藍茶の煎じ液でうがいさせ効果を上げています。
さらに、疲れていたり体質の弱い方は「衛益顆粒」を併用されることをおすすめします。
手洗い・うがい・マスクはもちろん必要ですが、7時間の熟睡はとても大切です。
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