昨日・天気予報では夜から朝にかけて雪が降るでしょうと言っていたのだが運が良かった
のか雪は降らずにすんだ。それにしてもこの寒さは骨身にこたえます。
景気が悪いことに加え昨日は大寒、一年で最も寒い日だったのだから仕方がない。
私は今年70歳になりましたが、若いときに比べ寒さに対してずいぶん弱くなったように
思います。これは残念ながら加齢によって身体を暖める「陽気」の力が低下したことが
原因なのです。
対策としては、腎の陽気を高め、身体全体の代謝機能を高める強壮剤を用います。
代表的なものに、八味丸、至宝三鞭丸、参茸補血丸、海馬補腎丸などがあります。
又、血の流れが悪くなっていることが多いので、冠元顆粒や血府逐於丸などを併用して
血流の改善をすることもも大切です。血液がサラサラと流れなければ身体も温まりません。
女性は若い方からお年寄りまで「冷え症」の人がたくさんいらっしゃいます。
男性と違い女性には妊娠・出産と言う大切な仕事があります。さらに毎月「月経」で血液
を失うのと、月経時には血液が内性器に集まり、うっ血(お血)が起こりやすくなります。
うっ血(瘀血)のため血流が悪くなり冷えが起こると、生理痛や生理不順がでてきます。
さらに最近の晩婚化による不妊症や流産も「冷え症」が原因になることが多くあります。
「冷え症」は体質だからと言われ、病気とは認められないで適切な治療を受けることが
できず苦しみながら我慢している人が多いようです。しかし「冷え症」をそのままほおっ
ておくと、ほかの病気を引き起こしたり、悪化させたり、冷え症そのものも頑固で治りに
くくします。
女性の冷え症治療の基本は、
「補血」+血流改善が中心になります。
冷え症を自覚されている方は、ぜひ早めに漢方で治療いたしましょう。
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