後期高齢者医療制度が施行されて早くも2ヶ月ほどになりますが、それは大変な悪評で自民党の中にさえ改変を求める声が上がっているそうです。
これは以前から少子高齢化による問題が指摘されていたにもかかわらず、対応できていない政府の責任であるとは思いますが、このまま成り行きに任せていて最後に一番困るのはどうも私たち自身のようです。
20代30代の若者は病気になりませんが、高齢化と共に病気が増えるので、高齢者の医療費は高額となるから、医療費の低減を目的に国はいろいろと何かをやってくるでしょう。 これからは自分の健康や生命は他人任せにしないで、すべて先生におまかせしますなどと言わずに、自分を管理し養生法を勉強・実践して健康を保つようにしなければいけない時代になってきたのだと思います。
紀元前、健康保険も病院も無かった昔、医師に診てもらえる人もほんの少しであった時代から、「未病を治す」(病気になる前に治す)すなわち予防するのが最高の医療であると言われてきました。医者の位では、食医が病気を治療する医者よりも上とされていたそうです。
(日本でも食事を作る奥様の方が、旦那様よりも上のお家があるようです)
中医学・漢方ではそのように2000年もの長期にわたって次の三つが研究・臨床実践されてきました。
1、「未病先防」 病気にかかる前に予防する。
2、「既病防変」 病気になったら悪化させない。
3、「癒後防複」 病気治癒の後で再発させない。
これ等の理論・技術・方剤などを有効に利用して役立てたいものです。
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