虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)の人が増えている。
虚血性心疾患とは、心臓を養う血管(冠状動脈)が動脈硬化によって細くなり、心筋に届く血液や酸素が不足するために起こる心臓病です。40歳以上で知識労働者の男性に多く女性の二倍となっています。
この病気は、人によっては動悸や胸の痛みといった自覚症状がなく、心電図検査ではじめて見つかることがあります。これが無症候性虚血性心疾患で、自覚症状がなくても狭心症や心筋梗塞を引き起こして、突然死の57%を占めているのだから他人ごとではない。
虚血性心疾患の原因については、まだ完全には解明されていませんが、遺伝、環境、生活習慣の三つと関連しているとされる。
遺伝的要因・・・・遺伝率65%と高い確率
環境的要因・・・・精神的ストレスの積み重ねが最大の引き金になる。特に責任感が強く
頑張り屋で、競争心が強い人は要注意。
生活習慣・・・・・食事・運動・休息・タバコ・酒なども深く関係します。野菜と果物を良く食べ
て適当に運動し、熟睡できることが大切。
「死の四重奏」
肥満、高血圧、糖尿病、高脂血証は、虚血性心疾患に良く見られる四つの危険因子といわれている。
これらがそろったときは、狭心症や心筋梗塞にかかりやすくなり「死の四重奏」と呼ばれます・
そのほかこの夏の猛暑で特に注意すべきは、「過労+発汗過多」である。
猛暑のなか、たくさん汗をかいて働き過ぎると体を消耗して自分でも気がつかずに倒れてしまうことがあります。汗とともに気のエネルギーも消耗し、心氣が不足するからです。
予防には「生脈散」を使う。
さらに普段から血液サラサラでなく「瘀血」の人は、「生脈散+還元顆粒」が良く、もっと効果を良くしたいときは、「感応丸または牛黄清心丸」を加えるときもある。
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