ゴーヤを食べたり、粉薬を飲んだらすごく口が苦かったということではなく、
症状として口中に苦味を感じることです。
これには二つの証型があります。
1、風邪をひいて数日間治れないでいるとき、肝胆に熱が伝わり、胆の熱が
上に昇ると口が苦くなります。
口が苦いと同時に、熱が上がったり下がったり・食欲不振・悪心・胸脇部が
張って苦しいなどの症状も見られます。
治療には、小柴胡湯加減が用いられます。
2、肝胆に熱がこもっている時の口苦
情緒の抑うつや情志の過極によって、肝胆に熱が生じ、胆熱が上に昇って
口が苦くなる。
特徴は、目の充血・いらいら・怒りっぽい・頭痛・顔面紅潮・舌紅などの肝火
の症状も見られる。
治療には、竜胆瀉肝湯または黄連温胆湯を使う。
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