妻が入院している病院は築30年は経っているので外観も内装もずい分古めかしい。
お見舞いに来られた彼女の知人友人の中にはもっとキレイで立派な病院に転院したほうが
良いのではないかと言う人が何人もおられました。
私は病院がきれいなことは良いと思いますが、立派なとか設備が近代的だなどといわれて
いることがそのまま患者にとって良いかといえば少々疑問を持っていました。
患者がいちばん望んでいるのは、早く病気が治り健康を回復することです。そして今回は、
漢方薬を使わせていただけることが何よりも有難いことでした。
西洋医学に中医学をプラスして治療することが、一番進歩した形ではないかと思うからです。
しかし、入院してから二週間にもなるのに全く改善の兆しが見えず、毎日苦しい思いをして
いた妻はとうとう限界にきたようで、新横浜の労災病院にどうしても転院すると言い出しました。
しかたなく、9月23日転院することを病院に伝え、無理やり翌日の9月24日の朝退院したの
ですが、転院する相手の労災病院にはぜんぜん接触していなかったので、この先どうなるか
は本当に神頼みだけでした。