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生涯現役
漢方の経験を重ねて、人々のお役に立つことを、いつまでも続けられることは、とても素晴らしい。
by kinnpoudou
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カテゴリ:養生訓に学ぶ( 20 )
養生訓に学ぶ 21
  心の養生と身の養生とは一体

「養生の術、まづ心法をよくつつしみ守らざれば、行はれがたし。
心を静かにしてさはがしからず、いかりをおさえ、欲をすくなくして、
つねに楽しんでうれへず。
是養生の術にて、心を守る道なり。
心法を守らざれば、養生の術行はれず。
故に心を養ひ身を養ふの工夫、二なし、一術なり。」

  欲を少なく、心を静かにして怒りをおさえるなど、現今の世に
生きている人々に、可能なことなのかと斜めから見ざるを得ません。
科学が進歩し、社会も発展しました。人はお月様にも行けます。
一人一台子供までケータイ・スマフォを持っています。

そして社会は、競争の渦に巻き込まれ、世界中の国・会社・個人が
ごちゃごちゃになって陣取り合戦を行なって、負けたものは下に弾
き飛ばされ、ごく一握りの勝ち組だけが上に残るのです。
このストレスを心静かに納めることが出来ない人がたくさん居ます。

しかし、心の養生はとても大切です。
あのブータン国王夫妻のように、いつも笑顔を絶やさずに生きたい
ものです。
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by kinnpoudou | 2013-12-01 10:49 | 養生訓に学ぶ
養生訓に学ぶ 20
  呼吸の仕方
 千金方に、常に鼻より清気を引入れ、口より濁気を吐き出す。
入るる事多く出す事すくなくす。
出す時は口をほそくひらきて少し吐くべし。

  ゆるやかに呼吸せよ
常の呼吸のいきは、ゆるやかにして、深く丹田に入るべし。
急なるべからず。

  調息の法
調息の法、呼吸をととのへ、しづかにすれば、息やうやく微也。
いよいよ久しければ、後は鼻中に全く気息なきが如し。
只臍の上より微息の往来する事をおぼゆ。
此の如くすれば神気定まる。是気を養ふ術なり。
呼吸は一身の気の出入する道路也。あらくすべからず。

以上は呼吸法について書いてある部分です。
呼吸法は現在ではたくさんの場面で注目され、普及して
おります。ヨガ・導引・気功などを習うと必ず呼吸法を
指導されます。
以前、ヨガを習った時、ローソクを鼻の前に置いて、炎
を揺らさないで息をする練習をしたことを思い出します。

最近、一番身体に良い呼吸法を見つけました。
それは歌を歌うことです。カラオケも良いですし、仲間
と集まって合唱することはもっと素晴らしいですね。
歌う時のブレスはまさに腹式呼吸、速くそしてゆっくりと
深い呼吸が必要です。
さあ、好きな歌を歌って健康になりましょう。
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by kinnpoudou | 2012-06-24 18:17 | 養生訓に学ぶ
養生訓に学ぶ 19
   養生の基本は中庸

 中国五千年の昔から、人々は病気を防ぎ長生きするために、
色いろな養生法を考えて行なって来ました。
日本でも、日本独自のものか或いは中国や朝鮮などの外国から
伝来したものかは別にして、養生法が行なわれて来ました。

千三百年前の千金方や三百年前の養生訓にも、そこに書いてある
養生の基本は少なくすることに尽きるようです。がしかし最近に
なって老人のタンパク質不足が、体調維持に良くないと云われて
いるように、少なくさえすれば良い訳ではないですよね。
多すぎずそして不足しない中庸が良いようです。

*飲食の節度を守る。
*欲望を過度に持たない。
*質素な生活(食事・衣服・家財)。
*自然体の生活。
*ヨガ・気功・ウオーキングなど軽めの運動をする。

以上のように養生法を守って生活しても、年齢による肉体の劣化
を免れることは誰も出来ないようです。老化するに従って身体の
あちこちに不調な事が出てくるのは仕方がないことなので、それ
に対しては適切に対処しなければいけません。

例えば、老人の痰について養生訓には次のように出てきます。
「老人はつよく痰を去る薬を用うべからず。
痰をことごとく去らんとすれば、元気へる。是古人の説也。」

老人がカゼをひいたりした後、咳や痰が長引くことがよくあります。
その間つよい祛痰剤を使うと、気道が潤いを失い、乾燥して咳が
止まらなくなると共に、祛痰剤は瀉剤としての効果があるので、
強い薬を長く使うと元気をも失ってしまうというわけです。
漢方には気道の潤いを失わずに痰や咳を止める良い薬があります。
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by kinnpoudou | 2012-05-11 18:13 | 養生訓に学ぶ
養生訓に学ぶ 18
  「養生の要訣としての十二少」

 養生の要訣一(ひとつ)あり。要訣とはかんようなる口伝也。
養生に志あらん人は、是をしりて守るべし。其要訣は少の一字なり。
少とは万(よろず)の事皆少なくして多くせざるを云。
すべてつづまやかに、いはば、欲をすくなくするを云。
欲とは耳・目・口・体の、むさぼりこのむを云。
酒食をこのみ、好色をこのむの類也。
およそ欲多きのつもりは、身をそこなひ命を失なふ。
欲をすくなくすれば、身をやしなひ命をのぶ。欲をすくなくするに、
その目録十二あり。

十二少と名づく。必ず是を守るべし。
食を少なくし、飲むものを少なくし、五味の偏を少なくし、色欲を少なくし、
言語を少なくし、事を少なくし、怒りを少なくし、憂いを少なくし、悲しみを
少なくし、思いを少なくし、臥す事を少なくすべし。

 かやうに事ごとに少なくすれば、元気へらず、脾腎損せず。
是寿をたもつの道なり。十二にかぎらず、何事も身のわざと欲とを少なくすべし。
一時に気を多く用い過ごし、心を多く用い過さば、元気へり、病となりて命みじかし。

 物ごとに数多く、はば広く用ゆべからず。数すくなく、はばせばきがよし。
孫思邈が千金方にも、養生の十二少をいへり。其意同じ。
目録は是と同じからず。右にいへる十二少は、今の時宜にかなへるなり。

******************

 養生訓は今から300年ほど前の本ですが、さらにその1000年前に
孫思邈によって著された医学書の「千金方」巻二十七養性に十二少が
あります。
「思・念・欲・事・語・笑・愁・楽・喜・怒・好・悪」である。

多思は神危うく、多念は志散じ、多欲は志暗く、多事であれば形労し、
多語になれば気乏しく、多笑は蔵傷つき、多愁は心怖れ、多楽は意溢れ、
多喜は志錯乱し、多怒では百脈定まらず、多好は専ら迷っておさまらず、
多悪なれば憔悴して喜びがなくなる。
 この十二の多が除かれないと栄衛は度を失い、血気はみだりに動き、
生の本を失うことになる。ただ多くなく、少なくない者のみが道に近い
のである。と孫真人は云っておられます。
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by kinnpoudou | 2012-05-05 17:00 | 養生訓に学ぶ
養生訓に学ぶ 17
 七情の統制と養生

七情は喜・怒・哀・楽・愛・悪・欲也。
医家にては喜・怒・憂・思・悲・恐・驚という。
又六欲あり。耳・目・口・鼻・身・意の欲なり。

七情の内、怒と欲との二、尤も徳をやぶり、生をそこなふ。
怒りを懲らし、欲をふさぐは易の戒めなり。
怒りは陽に属す。火のもゆるが如し。

人の心を乱し、元気をそこなふは怒りなり。おさえて忍ぶべし。
欲は陰に属す。水の深きが如し。
人の心をおぼらし、元気をへらすは欲也。思ひてふさぐべし。

*以上は人の七種の感情が健康に及ぼす影響について書かれていますが、
怒りと欲の二つには特に注意しなさいと云われています。
漢方医学では七情を五臓に分類して配当しているので、以下に表します。

  「肝---怒、 心---喜、 脾---憂・思、 肺---悲、 腎---恐・驚」

*肝は疏泄を主るといわれており、情志の調節も行なっています。
怒りは、肝氣の穏やかな流れを失調させるため、顔面紅潮・頭痛・目赤・
血圧上昇や他臓への波及もある。

*心は血脈と神志(精神と意識活動)を主るといわれています。
喜び過ぎると心火が上がり、興奮状態になって不眠・多夢・言動の異常などがみられる。

*脾は運化・昇清・統血を主るとされている。
憂いや思慮過度などで食欲不振・消化不良となれば、氣血が必要な臓腑器官に
運ばれなくなり、全身的に氣血不足になって色いろな疾患を引き起こします。

*肺は気と呼吸・宣発と粛降を主り、皮毛を主ります。
長期にわたる悲しみは肺気を虚損させて、風邪を引きやすい・咳嗽・喘息・
疲れやすいなどになる。

*腎は精を蔵す・生殖と成長発育・水液代謝・納気を主る。
恐れ驚く事が過多であれば、腎精・腎陽の低下となって、
全身の活動も低下するとされている。
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by kinnpoudou | 2012-04-04 18:37 | 養生訓に学ぶ
養生訓に学ぶ 16
  真気を丹田にあつめる

 臍下三寸を丹田と云。腎間の動気ここにあり。
難経に「臍下腎間の動気は、人の生命也。十二経の根本也」といへり。
是人身の命根のある所也。
 養気の術つねに腰を正しくすえ、真気を丹田におさめあつめ、
呼吸をしずめてあらくせず、事にあたっては、胸中より微気をしばしば口に
吐き出して、胸中に気をあつめずして、丹田に気をあつむべし。
 此の如くすれば気のぼらず、むねさわがずして身に力あり。
貴人に対して物をいふにも、大事の変にのぞみいそがわしき時も、此の如くすべし。

 もしやむ事を得ずして、人と是非を論ずとも、怒気にやぶられず、
浮気ならずしてあやまりなし。
 或は芸術をつとめ、武人の槍・太刀をつかひ、敵と戦ふにも、皆此の法を主とすべし。
 此事をつとめ、気を養ふに益ある術なり。
 凡そ技術を行なふ者、殊に武人は此法をしらずんばあるべからず。
又道士の気を養ひ、比丘の座禅するも、皆真気を臍下におさむる法なり。
 是主静の工夫、術者の秘訣なり。 

* 昔から、「臍下丹田に気を集めなさい」とよく言われていました。
丹田の位置は、臍下三寸を腹中に一寸(その人の親指の幅)入った所で
皮膚表面ではない。気は全身を機能させるエネルギーなので、ケータイ・
パソコン・車などを機能させる電気と同じ感じですよね。
バッテリー切れにならないように、チャージする事を忘れてはいけません。

気のチャージはどうすれば良いのでしょうか? 
それはまさに養生することです。漢方では補気薬を使いますが、
基本はまず自分の身体でチャージ出来るようにすべきです。
人は食べ物を胃腸で気や栄養物に消化して、心臓・肺・肝臓・腎臓・脳・手や足
などの隅々に供給します。
 従って、胃腸(脾胃)の気をしっかりさせる事が第一番目というわけです。
元々胃腸が丈夫でいつも元気な人と、生まれつき胃腸が弱くて元気の出ない
方がいらっしゃいますが、養生をしっかり行なえば生涯現役も大丈夫です。
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by kinnpoudou | 2012-03-24 18:43 | 養生訓に学ぶ
養生訓に学ぶ 15
 命在我 不在天
 人の命は我にあり、天にあらず。と老子いへり。
人の命は、もとより天にうけて生れ付きたれども、
養生よくすれば長し。養生せざれば短し。
然れば長命ならんも、短命ならむも、我心のままなり。
身つよく長命に生れ付たる人も、養生の術なければ早世す。
虚弱にて短命なるべきと見ゆる人も、保養よくすれば命長し。

是皆、人のしわざなれば、天にあらずといへり。
もしすぐれて天年みじかく生まれ付たる事、顔子(がんし・孔子の弟子で
顔回のことか?)などのごとくなる人にあらずむば、わが養のちからによりて、
長生する理也。

たとえば、火をうづみて炉中に養へば久しくきえず。風吹く所にあらわしおけば、
たちまちきゆ。
蜜柑をあらはにおけば、としの内をもたもたず、もしふかくかくし、よく養へば、
夏までたもつがごとし。

 私は、不摂生で病気になり若くしてお亡くなりになられた方たちをたくさん
知っています。
若い時は体力に自信があるから、たらふく飲み食べ、寝る間も無く働き、
あるいは遊び、中年になっても養生を甘く見ていた結果取り返しがつか
ないことになってしまうのです。
せめてアラフォーの頃から養生を真面目に考えたいですね。
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by kinnpoudou | 2012-02-10 18:49 | 養生訓に学ぶ
養生訓に学ぶ 14
   百病みな気より生ず
 素問*に「怒れば気上る。喜べば気緩まる。悲しめば気消ゆ。恐るれば気めぐらず。
寒ければ気とず。暑ければ気泄る。驚けば気乱る。労すれば気へる。思えば気結ばる」
といへり。
百病は皆気より生ず。病とは気やむ也。故に養生の道は気を調るにあり。調ふるは気
を和らげ、平らかにする也。
凡そ気を養うの道は、気をへらさざると、ふさがざるにあり。
気を和らげ、平らかにすれば、此二つのうれひなし。

  (*素問 二千年前の医学書で、黄帝内経素問のこと。)

 昔から今も「病は気から」とか「お元気ですか」などと普段の会話に出てくるように、
気は身近な言葉です。
病気にならない為には元気が大事だし、病気を早く治すのも気の持ち様次第と言う
ような意味合いでしょうか。

「気の思想」は中国古代哲学の根幹をなすものですが、中医学でも「気」は人体の
生命活動を維持するための重要な物質とされている。「気」は目で見て確認する事
が出来ませんが、現在の中医学では物質として捉えられ、その種類や作用などに
よって分類し、診断と治療に用いられている。
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by kinnpoudou | 2012-01-31 17:24 | 養生訓に学ぶ
養生訓に学ぶ 13
 ことの十分を求めるな

すべての事、十分によからんことを求むれば、わが心のわずらひとなりて楽なし。
禍も是よりおこる。又、人の我に十分によからん事を求めて、人のたらざるを
いかりとがむれば、心のわづらひとなる。
又、日用の飲食・衣服・器物・家居・草木の品々も、皆美をこのむべからず。
いささかよければ事たりぬ。
十分によからん事を好むべからず。是皆わが気を養なふ工夫なり。

 満ち足ることは憂いの始まり

万の事十分に満ちて,其の上にくはへがたきは、うれひの本なり。
古人の曰く、酒は微酔にのみ、花は半開に見る。此言むべなるかな。
酒十分にのめばやぶらる。少のんで不足なるは、楽みて後のうれひなし。
花十分に開けば、盛り過ぎて精神なく、やがてちりやすし。
花のいまだひらかざるが盛りなり、と古人いへり。

 中を守れ

養生の道は、中を守るべし。中を守るとは過不及なきを云う。
食物は飢えを助くるまでにてやむべし。過てほしいままなるべからず。
是中を守るなり。物ごとにかくの如くなるべし。


  以上の文章を読んでいて、11月に「幸せの国」ブータンから若い国王夫妻
がお出でになり、さわやかな笑顔と、国是の「国民総幸福」の事や、国民の97%
が「幸せ」と答えていることなどを思い出しました。

ヒマラヤ山脈の中腹にある小さな国で、中国とインドにはさまれていることから、
独立と伝統を守る事に一生懸命取り組まれている様子が報道されている。
けっして豊かではないが、昔の日本の田舎のような所で仏教を信じつましく
のどかな暮らしが伝わって来ます。

それにしても現在は、科学と文明が発達した豊かな経済の国々でも、貧富の
格差が付き過ぎたなど色いろなアンバランスが目立って来ました。
アメリカや中国、ヨーロッパそれに日本はこれからどうするのか?
幸せの国ブータンはいいね!
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by kinnpoudou | 2011-12-16 17:49 | 養生訓に学ぶ
養生訓に学ぶ 12
  若い時から勉めて元気を養え

若き時より、老いにいたるまで、元気を惜しむべし。
年わかく康健なる時よりはやく養うべし。
つよきを頼みて、元気を用い過すべからず。
わかき時元気をおしまずして、老いて衰え、身よはくなりて、
初めて保養するは、たとえば財多く富める時、おごりて財を
ついやし、貧窮になりて財ともしき故、初めて倹約を行うが如し。
行わざるにまされども、おそくして其しるしすくなし。

  
  放奔な欲望生活は自殺行為である

世の人を多くみるに、生れ付きて短命なる形相ある人はまれなり。
長寿を生れ付たる人も、養生の術をしらで行はざれば、生れ付き
たる天年をたもたず。
たとえば彭祖といえど、刀にて喉笛ををたたば、などか死なざる
べきや。今の人の欲をほしいままにして生をそこなふは、たとえば、
みずからのどぶえをたつが如し。
のどぶえをたちて死ぬると、養生せず、欲をほしいままにして死ぬ
ると、おそきと早きとのかはりはあれど、自害する事は同じ。
気つよく長命なるべき人も、気を養なはざれば、必ず命みじかくして、
天年をたもたず。是自害する也。

 以上二つの教えは、話としてはたしかにもっともなことではありま
すが、若い時から節制するというのは中々実行出来ない事でしょう。
若くて元気があるから無茶無理をすることが出来るのですから。
しかし年をとって老化した時、初めて元気を失ったことに気が付きます。

元気は自分の臓器で作ります。
主に脾(消化器)・肺・腎の三つの臓が深く係わります。
食べ過ぎや飲み過ぎで胃腸を痛めたり、タバコで肺を傷めたり、
セックスし過ぎや過労で腎を弱らせ傷めると、気を作る能力が
低下して元気が無くなり、病気にもなりやすくなります。
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by kinnpoudou | 2011-12-06 18:26 | 養生訓に学ぶ